デジタルカメラの基礎知識1

写真の基礎知識
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露出と色温度について

撮影をする時、知っておきたい4つのこと

まずシャッター速度と絞りについてです。 写真の露出という言葉を聞いたことがあるでしょう。この写真の明るい(オーバー)暗い(アンダー)を決めるのがシャッター速度と絞りです。デジカメのレンズにはイラストのような絞りがあり、シャッターが一瞬開いて閉まる間に画像を読み取る撮像素子(昔はフィルム)に光学画像を送ります。撮像素子がデジタル画像に変換・保存するのがデジカメの撮影です。

絞りを開ける大きくする(数字は小さくする)光がたくさん入るがピントの合う範囲がせまくなります。(ピントを合わせたところのみ) 絞りを絞る狭くすると(数字は大きくする)光を制限しているがピントの 合う範囲が広くなります。(手前から奥までピントが合う) 

シャッターが一瞬開いて閉まる間のことをシャッター速度といいます。1秒、1/2秒 、1/4秒、1/8秒、1/15秒、1/30秒、1/60秒、/125秒、1/250秒、1/500秒、1/1000秒 などのようにおおよそ倍々の数値になります。カメラにより中間の数値で撮影できるものもあります

カメラのオートで撮ると暗いところでは、1/2秒とかゆっくりシャッターが切れます。明るい所では1/1000秒など早いシャッターが切れます。静止したものは遅いシャッター速度で撮影出来ます。(被写体ぶれが無い)スポーツなど動きのある被写体は早いシャッター速度が必要です。(早いシャッター速度で瞬間を切り取る)

ISO感度も露出の大きな要素

露出を決めるのにもうひとつISO感度というものがあります。ISO感度100とかISO感度400とか呼び、昔のフィルムの箱に大きく100とか400とか1600と書いてあることを覚えている方もいるでしょう。数が多いほど光に感じる度合いが高くなります。ただし光に感じる度合いを高くすればするほどノイズ(ざらつき)が出て画像が汚く感じます。普通100~800で設定すればノイズをあまり気にする必要はないでしょう。(機種による) デジカメはもちろん設定可能です。スマホでは感度は普通オートの設定です。(アプリで設定可能)

露出を決めるのは3つの要素の相関関係

シャッター速度、絞り値、ISO感度の3つが露出を決める要素になります。大まかでよいので理解しましょう。参考として代表的な設定値は、
屋外撮影は薄曇りで、シャッター速度1/125 絞り値F8 ISO感度100が代表的な設定値です。(太陽の状態、被写体による)
かなり明るい室内でシャッター速度1/60、絞り値F5.6、ISO感度400~800~が代表的な設定値です。

肝心の商品撮影は、シャッター速度1/15以上(三脚使用)、絞り値F5.6~8(F8が無難)、 ISO感度400を目指してください。理屈が分らなければ丸覚えでおおよそを目指しましょう。 
なお三脚使用でシャッター速度1/15秒以上(数が多い=早い)というのは、小型三脚などではシャッターを押したときの震動が抑えきれず、ぶれる恐れがあります。がっしりした三脚を使ったりリモートレリーズを使えば1秒でも2秒でも遅いシャッターを切ることが可能です。ISO感度は最新スマホ・デジカメでも1600以上に上げないことをおすすめします。

デジタル一眼レフのホワイトバランス設定

光源の色に注意!

光がないと写真は撮れません。この光の質と色に無頓着な人が多くいます。光の色に気を配るだけで、ワンランク上のきれいな写真が撮れます。

昔ながらの電球の光は赤く、曇りの日の屋外はは青っぽいのはお分りでしょう。デジタルカメラは、晴天の少しだけ雲がある光が一番撮影に適しています。デジカメは撮影場所の光源に応じ、電球マークや、蛍光灯マークのように撮影する場所の光源に合わせる設定ができます。スマホもアプリで設定可能です。 

では、オートがあるのになぜわざわざ設定するのでしょう。オートホワイトバランスはカメラが判断して合わせてくれるのですが、少し色合いが違うことがあります。なるべく光源の色にキッチリ合わせるようにしましょう。なおプリセット(カスタム)マニュアルはカメラに、この光だと白を白く写すためにはこれだけ補正してくれという設定をします。(厳密には、グレーカードというものが要りますが、色が重要な商品の撮影には使うことをお勧めします。)

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