100均の半透明パネルを使った撮影ボックス
最近よく目にするようになったダイソーの半透明パネルを使った撮影ボックスを作ります。
1番目のパターンは、当サイトとしては非推奨で、2番目がなんとか使える物、3番目の物が推奨品になります。
詳しい作成方法を動画にアップしています。こちらの方が分かりやすいかもしれません。
タイプ1専用連結ジョイントで作成する。
組立ラックフリーマルチパネルの大きさは355mm×355mmのサイズです。ダイソーにだけに売っています。
パネル面は、半透明素材なので光を和らげる効果があります。(やや薄い気がします)
この組立ラックフリーマルチパネルには専用の連結ジョイントが売られています。2袋(8個)あれば箱状に連結できます。
床面は、背景紙を敷くのでパネルは3枚あれば撮影ボックスとして使えます。(写真では4枚使用)
写真の形になるようジョイントに差し込んでいくだけで箱型になります。ただすこし入り難く固いので力はそこそこ要ります。
背景紙には、ハーフサイズ模造紙545mm×788mmをカットして使いました。
なお、100均パネル撮影ボックスではタイプ1からタイプ3まで、3種ともハーフサイズ模造紙を貼背景として使います。
模造紙を背面の上部に止めて、写真のように配置したら完成です。つまり背面も下面もパネルは無くても大丈夫です。
写真を見て、感の良い人はお分かりでしょう。このタイプは比較的小型被写体の撮影、正方形フォーマットの撮影に向いています。
実際の使い方の例、上部からアームライトで照明を当て、前の落ち込みをレフ板で補います。
写真の中に写っているペットボトル程度の大きさしか撮れません。
このタイプ1を、あまりお勧めしないのは、正方形フォーマットしか撮れない、組み立ててに力が要り、都度組み立てるのは手間で組み立てたままだと場所を取るなどの理由です。
タイプ2 結束バンドで折り畳み可能にする
構造的には同じように、半透明パネルを使いますが、折り畳めるように作成します。
専用ジョイント8個(2セット)の代わりに結束バンドを使います。くり返し使える結束バンドが、簡単に結束を解くことが出来て便利です。
折り畳める代わりに、3枚のパネルでは自立しないので4枚のパネルが必要になります。
まず3枚のパネルをつないで、コの字型の部分を作ります。結束バンドは締付すぎないようにして折り畳みのためのゆとりを取ります。
中央のパネルに上部用のパネルを付けて終わりです。
赤い矢印の所は結束バンドで止めないようにします。(止めると畳めない)
写真では磁石で止めていますが、ベロクロ(マジックテープ)で止めるようにするか、くり返し使える結束バンドで接続した方が良いと思います。
スマホでの撮影セッテイング例はこんな感じです。スマホ(iPhoneXS)のカメラは2倍設定です。標準レンズでそのまま撮影すると、近すぎてレフ板の邪魔になります。
タイプ1もタイプ2の結束バンド方式もIphoneの標準レンズでそのまま撮影すると、近すぎてレフ板の邪魔になります。無理やり撮影すると写真のようになります。左右に背景切れが起こり、発泡酒の上部がひずんでいます。
トリミング(切り抜き処理)して正方形にすると使える画像にはなります。
セッテイング例の、iPhoneXSカメラを2倍に設定して明るさ調整して撮った写真です。
広角ひずみが少し残っていますがなんとか使える写真と言えると思います。
撮影できる範囲(背景切れが起こらないで)はこの画像程度です。
タイプ3 4:3の比率で撮れるBOXの作成(お勧め)
フリーマルチパネル半透明を使った撮影ボックスの一つの欠点を補うBOXを作ってみます
タイプ1、2のボックスでは4:3などの横長写真が撮りにくいのでヤフオク出品写真ではやや不利になります。
用意する材料
フリーマルチパネル半透明 2枚
セリアのプラダン半透明、約50×35cm2枚
(この大きさはセリアにしか販売されていないようです)
結束バンド、模造紙が要ります。
材料費は660円です。道具はカッター、定規、千枚通し(錐のようなもの)があれば大丈夫です。
プラダンの四隅に穴を開け、パネルを取り付けます。この背面になるプラダンは必ずしも半透明でなくても大丈夫です。
結束バンドはキッチリ締め付けないでゆとりをもって付けるようにします。
立ててみた状態、基本的にこれで本体の加工は終了です。
上部に、半透明プラダンを置いて使うことになります。
模造紙を48cmくらいの幅にカットしてクリップなどで取り付ければ完成です。
注意事項として
半透明プラダンは鏡のように反射する被写体の場合、縞模様が写り込んでします場合があります。
タイプ3の使用時のセッテイング例です。
このタイプ3も、2cmぐらいの厚さで畳んで置けるのが最大の利点です。
このタイプ3のボックスを使い、スマホで撮影した画像です。
タイプ2のサンプル画像と比較すると、少し広い範囲が写っているのがお分かりと思います。
つまりやや大きな被写体が撮影可能です。