つい数年前まで、スマホ内蔵カメラで商品写真などあまりお勧めできない状況でした。ところが最近のスマホカメラの進化はすさまじく、1,200px程度の写真であれば、十分撮影可能になってきました。写真用アプリケーションも様々な改良、工夫がほどこされ大変使いやすくなっています。
まず画素数は、スマホ内蔵カメラは、2017年現在800万~1200万画素が主流です。別のところで述べたように、ヤフオク!などでは十分な(大きすぎる)画素数です。
スマホ内蔵カメラの最大の特徴は、画角が35mm換算24mm~30mm程度の広角です。単焦点レンズ(光学ズーム付きもある)というものです。コンパクトデジカメは光学ズームに対し、ズームはデジタルズームという方式です。デジタルズームは画質が劣化するので厳禁というカメラマン・解説書が主流でした。スマホ内蔵カメラの進化やカメラ内画像処理の進化に伴い、2倍以下のズームであれば十分出品写真として使えます。(管理人の意見です)
広角撮影時のゆがみとは、写真のように近づいて撮影すると広角のため遠近感が強調され物の形がひずんで見えます。(アングル-カメラを構える位置にもよる)
少しだけデジタルズームを使うことにより、照明の前にスマホを構え、スマホと手の影による被写体が暗くなる失敗を防ぐことができるのと、広角撮影時のゆがみが減ります。 写真は 2.1倍のズームでなるべく歪みの少ないアングルで撮影したものです。(正方形トリミング)
どうしてもデジタルズームに抵抗感がある場合、ズームを使わないで広角のまま撮影し(大き目の撮影サイズで)後でトリミングする方法があります。写真はデジタルズーム使用時と画質を比較したものです。差はそれほど大きくないと思います。なおズーム無しの方が手前から奥まで全体にピントが合います。(広角撮影のため当然)
もうひとつの方法として、スマホ用望遠レンズがあります。デジタルズームが、不要になるので画質の低下が少なくてアップの写真が撮れます。3倍~12倍などの製品があります。出品写真用としてお勧めは3倍タイプです。
商品撮影の必需品は三脚です。スマホには三脚ネジ穴がありません。100円ショップに行くと写真のようなアダプターが売っています。ミニミニ三脚つきのセットもありますが、しっかり固定すると言う意味では写真ようなアダプターを三脚につけて撮影することをお勧めします。アマゾンや楽天市場にも沢山の種類が販売されてます。
スマホを三脚にセットした写真です。三脚は何でも良いので手元にあれば買う必要はありません。ただなるべくしっかりした物を用意ください。念のため写真にあるアンテナのように伸びるコンパクト三脚は足をなるべく伸ばさないで使いましょう。かえってブレる恐れがあります。購入しても2,000円ほどで使える物があります。(スマホ用&軽量コンデジとして)
三脚を使わない場合、使えない場合は、スマホを横位置で持ち(横の方が手振れしにくいと思います)両肘をテーブルなどにつけて撮影すると手振れが起きにくくなります。ティッシュの箱などで支えることも有効です。iphoneは音量ボタンがシャッターになります。手振れ対策に有効です。Androidにも設定可能な機種があります。