100均で2~3点だけ購入してください。素材が100均ショップに無い方は下部の参考をご覧ください。
まずは背景用の模造紙です。100均の大手には写真の545×788mmと788×1091mmの2サイズが売っています。一般的な小物を撮るなら545×788mmでよいでしょう。よく撮影するものが大きいなら788×1091mmを選択ください。
もう1点は、発泡スチロールのボードです。A2サイズをがちょうど良いサイズです。ただしA3に近いサイズの物しか売ってない場合があります。(大型店しか在庫・販売が無いようです)このA3の方が品質が良いので2枚買うのがお勧めです。3点の購入になります。
100均で、買い物すると写真1のように大き目のレジ袋に入れてくれます。これも大事な道具のひとつです。写真2~4のようにカットして広いシートにします。店によってはロゴなどマークが入っている場合があります。この部分は避けて無地の部分だけ使います。なお100均のレジ袋でなくても乳白の袋なら使えます。
このシートを何に使うかというと、撮影するための光を「ふわっと」柔らかくさせるために使います。カメラマンはディフューザーと言います。(他の業界では違うものを指すようです)
発泡スチロールは、A2サイズなら4つに切ってA4サイズ4枚にします。A3なら半分にして同じくA4サイズ4枚を作ります。( きっちりA4サイズでなくともよい)次に真ん中(片面)をテープで止めてV字の形で自立するようにします。念のため、テープで止める時に両面を止めないようにしてください。V字に出来なくなります。ゆとりがあれば4隅や縁の部分をセロテープで補強しておくと長く使えます。
二つ作って完了です。これはレフ板と言って光を反射させて被写体(撮影する物)の明るさをコントロールします。模造紙などを折って作ることも出来ます。今回のように白いレフ板以外に、銀レフと言うものがあります。アルミホイルをA4サイズに切って貼り付けたり、銀のガスコンロフードカバーなどで自作可能です。
実際の使い方は、まず照明器具にレジ袋のディフューザーをかぶせます。密着させないでかぶせるのがコツです。なお普通の電球の場合、熱で燃えたりする可能性があります。蛍光灯(またはLED)のみ使った方がよいと思います。
壁に模造紙、545×788mmのものを立てかけて付け、L型に広げます。このときカーブの部分をゆるやかに曲げるようにしてださい。これが背景(背景紙)になります。
被写体(写す物)を背景紙の真ん中、壁より少し離して置きます。ディフューザーをかぶせたライトを被写体の上部に持っていきます。正面から照らしたくなるでしょうが、前から当てないほうがきれいです。なお窓際の自然光でも撮れない事はないですが、直射日光が被写体に当たらないよう注意ください。(窓にレジ袋のディフューザを貼る手もある)
作成したレフ板を、置き明るさを調整します。なるべくカメラを固定した状態で撮影します。 なるべく三脚を使い、三脚が無い場合椅子の背にカメラを押し当てて固定してもかなり止まります。(手ぶれ防止)
いかがでしょうか?、内蔵ストロボやライトを直接当てた画像と比較してみてください。だいぶ改善されているのがお分りでしょう。
頻繁に出品する方は、ライトにディフューザーをつけたり、背景(背景紙)をセットするのに手間がかかると思われるでしょう。そのため1,000円撮影ボックス(NEW)を作ります。
この簡単撮影方法のポイントの一つ、レジ袋のディフューザーは、日々の買い物で手に入れてください。レフ板の本体は、模造紙を折りたたんで作ることも可能ですし、スーパーで貰ってくればダンボールで代用出来ます。コピー用紙や、アルミホイルを使い自作すれば費用は数十円でしょう。
もうひとつ背景紙がいります。なるべく大き目のポスターの裏や、カレンダーの裏を使うと良いでしょう。文房具店で1枚40円~50円で788×1091mmのサイズの模造紙が売ってます。これを利用するのが一番です。なおプロは、専用背景紙やケント紙を使います。模造紙と缶ビールの空きダンボールで撮影ボックス状の物を作って見ましょう費用は100円だけです。100円撮影ボックス