さきほどカットしたEを450mm×300mm厚さ10mmのボード(背面用)に折りたためるようにつけます。次にFとGを5~6mm重ねてがっちり両面貼り付けます。このときPPシートを上にして付けてください。さらにF、Gを背面用ボードに折りたたみできるよう片面でつけます。
折りたたんで置くと写真右下のようにきれいな板状(箱)になります。なおEを先にたたんでください。
後は使い勝手をよくする部材を付けるのと補強作業です。面倒な場合このままでも使えない事はありません。
上部に使ったPPシートの余りから部品を作ります。まず335mm×30mmほど切り出しL型に曲げ(12mm対18mm程度)両面テープを付けておきます。同じように40~50mm幅で2つ作ります。残りのPPシートは2枚のシートにして両面テープをつけます。さらにボードの残りDから両面テープの幅で短冊状の部品を作ります。40~50mm幅でひとつ切り出しておきます。
上記の部品を付けていきます。写真を参考に上下左右に注意して取り付けでください。(反対にしてかぶせる形になります)平たいPPシート2枚は前側左右のつなぎ目につけます。(補強-上側が良い)
最後にレフ板を作りましょう。残った材料が左上のようになります。PPシートと同じサイズでボードを切ります。中央を止めれば出来上がります。半分がPPシートですから透過光で使えます。残ったボードも角状にすると役立つときがあります。これでほぼ無駄なく材料を使い切りました。
残された作業は、背景紙を約44cm幅に切ることです。これで作成作業終了となります。
本体を置き、背景紙の端をコの字型に折ってセットして、上の部品で押さえライトを当てると上の写真のようになります。このボックスでは幅25cmほどで高さ20cmほどの大きさのものが撮れるはずです。(4:3のフォーマットか正方形か異なり、カメラの焦点距離でも違う)具体的にはティッシュボックスぐらいの幅で高さはペットボトル(500CC~600cc)なお1/8スケールのフィギュアでも撮影可能です。特にフィギュア撮影で右からライトを当てなければならない場合、すぐ上で作った半分PPシートのレフが活躍します。
次にもう少し大きい物が撮りたい方のために同じような折りたたみ保管可能な1,000ボックスを2種ご紹介します。ひとつは、かなり前に考えた、プラダンという素材を使った物を、もうひとつは100均で今入手可能な素材で作った物です。